転職できる看護師・ナースのキャリアアップガイド＜２０１８年１０月版＞

真剣にキャリア・デザインを考える、自分のためにキャリアアップを模索する、そうした努力は必要ですが、真面目・がんばり一辺倒だけが仕事や人生のチャンスを運んでくると考えるのは少しまずいです。

看護師で今後、看護師以外の仕事をしてみたいと思っている人はかなりいます。

また、転職したことでかえって看護師の仕事が別の仕事に活かせたり、それが出発で新しいキャリアを得たり、キャリアに挑戦する意欲が生まれたりする、というのはよく聞く話です。

道が開けたようにもう一度、看護師の仕事に復帰する人も多いです。

だから、一度辞めて別の世界に触れてみるのもいいです。

派遣ナースでこれまで知らなかった分野を体験するのもいいです。離島ナースでダイビング三昧だっていいです。

たとえば、看護師を辞めてワーキングホリデーを利用してオーストラリアに行き、パーティーでたまたま知り合った人が、オーストラリアの元ナース。それがきっかけで現地でナースを目指す勉強をスタートさせることになった。そんなことは人生によくあることです。

こんな「もともと探していなかったときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能」を「セレンディピティ」といいます。ふとした偶然をきっかけに何かを発見する能力です。

もともとキャリア・デザインをがちがちに組むなんて不可能なのですから、「こうしてみよう」と思ったのなら、やってみたらいいというのがセレンディピティの発想です。

最近いわれる「計画された偶然性」などというのも、近しいものです。

セレンディピティは偶発性へのひらめき、直観力、インスピレーション、つまり能力のことです。

いっぽう、計画された偶然性のほうは、偶然を大いにキャリアやキャリア・デザインに活かそうというキャリア理論ですから、こうして偶発性を積極的に取り込もうというものです。

以下の５つのスキルを頭に入れておきましょう。

１．好奇心

２．持続性

３．楽観性

４．柔軟性

５．リスクテイク

この５つのポイントは看護師にかぎらず、あらゆる仕事で可能性を高めてくれるでしょう。

参考になさってください。

なお、キャリアアップを考えている看護師・ナースの方の中には転職を視野に入れている方もいるかもしれません。そうした方のために看護師・ナース転職サイト比較もご案内していますので参考にしてみてください。

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