転職できる看護師・ナースのキャリアアップガイド＜２０１８年１０月版＞

看護師のキャリア・デザインの方法について、まったく違った角度から書いておきたいと思います。

日本を代表する民俗学者のひとりである宮本常一が大正１２（１９２３）年の春、１５歳で故郷の山口・周防大島から大阪に出て行くとき、父が宮本常一に贈った十ヶ条の言葉のことです。すべては紹介できませんが、いくつかを紹介してみましょう。

１．汽車へ乗ったら窓から外をよく見よ、田や畑に何が植えられているか、育ちがよいかわるいか、村の家が大きいか小さいか、瓦屋根か草葺きか、そういうこともよくみることだ。

２．村でも町でも新しくたずねていったところはかならず高いところに上がってみよ、そして方向を知リ、目立ったものを見よ。そして山の上で目をひいたものがあったら、そこへはかならずいって見ることだ。

５．金というものはもうけるのはそんなにむずかしくない。しかし使うのがむずかしい。それだけは忘れぬように。

９．自分でよいと思ったことはやってみよ。それで失敗したからといって、親は責めはしない。

１０、人の見のこしたものを見るようにせよ。その中にいつも大事なものがあるはずだ。あせることはない。自分のえらんだ道をしっかり歩いていくことだ。

宮本常一という人はこの言葉にしたがって生涯に地球４周する道のりを歩き、ものごとを観察し、人の物語ることを聞き取り記録しました。

この言葉には発見や仕事の上の示唆が詰まっています。

参考になさってください。

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