トップページ > 看護師・ナースのキャリアアップの基本「ナースプラクティショナーとは何か?」

保助看法は看護師・ナースの研修を後押しする内容に変わりました。これはキャリアアップを考えている看護師・ナースにとってチャンスです。キャリアアップには、ぜひ情報キャッチのセンサーを高め、「好奇心」「持続性」「楽観性」「柔軟性」「行動力」の5つをポイントに、道を探ってほしいと思います。

看護師・ナースのキャリアアップの基本

  • ナースプラクティショナーとは何か?

ナースプラクティショナー(NP)については、話題のみが先行してその具体像がわかりにくいと思われますので、まずはその具体的な内容から説明しましょう。

日本ではまだ資格化されていませんので、何十年も前の1965年からNPを導入しているアメリカの例でみていきましょう。

アメリカでのNPの制度は1965年に医師不足を理由にコロラド州で始まりました。分野としては特に医師が不足している小児科からの出発でした。従来の看護の枠を超えて公衆衛生や母子看護の知識の豊富な看護師を中心として、小児の診断、治療、家族への援助、健康促進教育を進めていきました。

まずコロラド大学で小児科の予防を中心にNP講座が生まれていますが、NPがアメリカ全土に広がり、またNPの資格が最低で大学院修士を前提とするようになるのはあとのことです。

現在のアメリカでのNPの仕事の特徴ですが、アメリカのNP学会(AANP)では、NPは「医師と同等の高い質の医療サービスを提供する高等(アドバンスド)看護師」としています。

その診療内容ですが、プライマリーケアおよび専門的医療を外来・病院・介護施設で提供することができ、独立した医療提供者と定義されています。

日本では看護師は診断・処方・投薬・検査のオーダーなどができません。

これに対して、アメリカのNPの場合、全身の診療・健康増進や疾病予防・急性や慢性の病気診断・血液検査などのオーダーおよび診断・薬の処方・患者の管理などをおこなうことができます。

ただし、プライマリーケアの領域が主であること、手術はおこなうことができないことになっています。

アメリカではNPのほかに、「フィジシャン・アシスタント(PA)」という専門家がいて、PAは手術助手として手術に関与することができます。

さらに、CRNAという医師の監督下で麻酔業務のできる専門家がいて、「認定麻酔看護師」と訳されています。

アメリカの正看護師約230万人中に占めるNPの数は14万人で6%となっています。またアメリカのPAは約7万人となっています。

なお、PAは独立開業はできない規定なので、独立開業ができることはNPの大きな特徴ということができます。患者や家族に看護と医療の両面から説明ができるNPは、アメリカでは診療に欠かせない存在です。

参考になさってください。

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